賭け麻雀はどのようなときに違法になるのか

麻雀は家族や友達などと気軽に遊ぶことができますが、ルールを守らないと違法行為になってしまうことがあります。
基本的に普通に自宅やお店で麻雀を遊ぶだけであれば、法律で罰せられることはありませんから、過度に心配をする必要はありません。
しかし賭け麻雀をしてしまうと、違法行為になってしまうので注意が必要です。

1円でも賭ければ法律に違反した状態になる可能性がある

少しぐらいの金額であれば賭けても大丈夫ではないかと考えてしまうケースがありますが、基本的に1円でも賭ければ法律に違反した状態になる可能性があります。
テンピンが有名ですが1000点あたり100円で計算をしていくことになりますが、大きく勝ってもそこまでの大金が動くことはありません。
ただテンピンでも法律を考えれば賭博罪になるので、警察の捜査が入れば逮捕される可能性が高いです。
賭博罪の解釈はすでに最高裁判所でも出されており、金銭が少額であっても賭博罪は成立することになっています。
賭け麻雀は厳密には賭博罪に該当してきますが、実際に確実に逮捕されるのかというと、自宅で友人や家族などの間で数百円レベルのお遊びであれば逮捕される可能性は低いです。
そもそも証拠を掴むには実際にそこで遊んだ人達の証言が必要になるので、内輪だけで楽しんでいる場合は警察も捜査するのが難しい特徴があります。
ただ高額レートで頻繁に楽しんでいるような状況を第三者に言洩らしてしまうようなことをすると、捜査が入るかもしれません。

賭け麻雀の扱いは警察も難しい

賭け麻雀の扱いは警察も難しく、麻雀を遊べるお店でテンピンなどのルールでお金を賭けているようなケースはありますが、すべてを捜査しているのかといえば、見逃しているようなケースも少なくないです。
社会的に注目されるような事件などになると捜査が入るようなケースもありますが、すべてを一律に捜査するようなことはありません。
芸能人や政治家などが賭け麻雀をすると、身内で少額の金額で遊んでいても逮捕されるようなケースはありますから、有名な人はその様な行為を控えたほうが安心です。
暴力団などの反社会勢力と一緒にお金を賭けて麻雀を楽しんだ場合は、普通の一般人でも逮捕されるケースはあります。
暴力団の収益になっていると判断されれば、お客さん側も処罰を受けることになりますから、高額レートで麻雀をしたいからといって暴力団が関わっている所でサービスを利用するのは危険です。
暴力団が関わっている場合は少額のレートでも捜査が入る可能性があるので、レートに関係なく遊ぶと処罰される可能性があります。
暴力団のように反社会勢力が関わっている場所で麻雀をやってはいけませんが、公然性についても気をつけておかないといけません。

自宅や友人とだけ集まるような場所で麻雀をしている場合

自宅や友人とだけ集まるような場所で麻雀をしている場合は非公然の場で麻雀をすることになるので、仮にテンピンでやっていても違法行為を警察から問われてしまうようなリスクは低いです。
しかし動画配信などで自分達が賭け麻雀をしている姿を不特定多数の人達に見せてしまうと、警察が捜査に入る可能性が高くなります。
どのような犯罪もそうですが、不特定多数に見られている状態でやるのと、誰にも見られていない状態でするのでは大きな違いがあります。
犯罪には違いはありませんが、誰にも見られていない状態で軽犯罪をした場合は罰せられずに済む可能性が高いです。
森林などでキノコやタケノコなどを勝手に取るのは当然ながら犯罪ですが、土や落ち葉なども権利者から許可を得ずに取れば犯罪になります。

非公然の場でおこなうのが大切

しかし落ち葉などを誰も見ていない状況で少し取っても、警察の捜査が入るようなケースは少なくと考えられます。
ただそのような行為を動画配信すれば多くの人に違法行為を見せることになりますから、それを証拠として捜査が入るようなことも否定できないです。
家族や友人の間だから大丈夫だと考えて動画配信してしまうと、違法行為として警察が捜査することもありますから、非公然の場でおこなうのが大切になります。
犯罪を助長するような行為には警察も厳しく向き合いますから、堂々とやれるようなことではないと理解しておかないといけません。
麻雀に金銭がかかると全て犯罪のような感じもしますが、実際には大会のようなシステムになっていれば罰せられることはありません。
スポンサーが付く形で、優勝者や準優勝者に対して賞金を出すうようなシステムであれば、お金を賭けていることにはならないので安心です。
これはゴルフやボーリングなども同じであり、金銭を賭けずに賞金や賞品として提供する形にすれば法律的にもクリアされた形で堂々と楽しむことができます。

まとめ

麻雀で勝ったほうが食事を奢るなどのルールでも、余程高額な食事でなければ違法になる可能性は低いです。
賭け麻雀は普通に麻雀を遊ぶよりも金銭がかかるので盛り上がりますが、基本的には少額でも賭博罪に該当することを理解して、賞金や賞品などを提供する大会形式にしたり、飲み物や食事を賭けるぐらいに留めておいたほうが安心できます。